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無敵感と停滞感-温かな中国を歩く①

はじめに

2024年3月に体験活動プログラムの中国研修に参加してきました!その思い出を簡単にまとめます。①と②が北京編、③が上海編になる予定です。

内容に入る前にビザ申請の話と体験活動プログラムの紹介だけさせて下さい。

ビザ申請

実はビザ申請、結構大変でした。申請してからビザを受け取るまでの間は、パスポートが手元にない(ビザ申請センターが持っている)ことにも注意した方がいいと思います。中国観光ビザ申請の流れを簡単にまとめたので、もし取る必要が出てきたら参考にしてみて下さい。(最新情報はご自身で確認お願いします!)

体験活動プログラムとは

体験活動プログラムは東大が全学部対象(院生も出せます)の体験型教育プログラムです。毎年4月に募集がかかっています。自身が今回行った中国研修のように海外でのキャリアを意識させてくれるようなものもあれば、地方コンサルや美術館での学芸員体験、研究室訪問など様々な種類があります。東大から補助金も出ますし、興味に沿うのがきっとあるので出してみるのがいいと思います。(自分は今年も応募しています!)

友達だとサウジやアラブのプログラムに参加した人がいて、そちらもかなり良かったと聞きました。美術に興味があれば学芸員体験もいいらしいです!

リンクはこちらです。海外プログラムの応募締切は5月上旬なのでご注意下さい!

今回参加したプログラム

今回は上で紹介した体験活動プログラムの「中国訪問 + キャンパスツアーと学生交流」の参加してきました。北京・上海に合わせて10日間滞在するプログラムで、中国の日経・現地企業の訪問、現地学生との交流を通じて、中国でキャリアを築く選択肢を得たり、近いようで実際に訪れる機会の少ない中国を体感したりすることが目的です。(割と自分の解釈です)

現地でアテンドしてくれた方の尽力のおかげで、大変充実した10日間になりました。そして何よりも楽しかったです。本記事を読んで、この研修に参加してみたい!と思ったら是非今年度のプログラムに申し込んでみて下さい。めっちゃおすすめです。

また、今回のプログラムはGLP(詳細はこちら)のAbroad Programに認定したいただき、奨学金をいただくことができました。この場を借りて感謝申し上げます。

北京到着

羽田→北京首都国際空港のフライトで北京に行きました。北京には3/4 ~ 3/10の6日間滞在しました。

下の写真は空港にあった看板です。自身は多少中国語が話せるのですが、仮に中国語が全く分からなかったとしても漢字から大体の意味合いは掴めそうです。

空港からタクシーで1時間程移動して、自身らの宿泊先である新疆大厦に到着しました。中国では外国の人がtrip.com等から予約できるホテルがそこまで多くありません。街中に色んなランクのホテルがあるのですが、外国の人が予約できるのは割といいランクのホテルらしいです。

新疆と名前にあるように、このホテル内には新疆ウイグル自治区の北京事務所があり、新疆ウイグル自治区から来た人が利用することも多いようです。新疆ウイグル自治区はウイグル族による少数民族自治区で、ウイグル語が話されていて、イスラム教を信仰する人がほとんどです(看板の上部にあるのもウイグル語です)。日本だと人権問題の文脈で取り上げられることの多い地域ですが、実は自然が非常に豊かな地域で、乾燥した気候から、レーズンや綿が特産品として知られています。自身もお土産に新疆のレーズンを買って帰りました!

自分たちが泊まったのはこちらの2号館でした。1号館に比べると外見は若干見劣りはするのですが、生活する分には全く困らない快適な部屋でした!(4000円/泊くらい)

↑ホテルの中庭にありました。街中でもたまに中国の国旗を振りながら歩いている子供がいたりして、愛国心や共産党の求心力を感じました。

↑夜の新疆大厦は非常に綺麗でした。

初日(3/4)

ホテルに着いた後、北京でアテンドしてくれた方の歓迎会まで時間があったので、街を散歩しました。

中国ではレンタル自転車が流行っているようでした。今回の研修で使う機会はありませんでしたが、スマホでQRコードをスキャンするだけで借りられるようで便利そうです!

ホテル近くのフードコートに遊びに行ってみました。吉野家はどこのフードコートにもあった気がします。

値段は日本とそんなに変わらない気がしました。サイドメニューで茶碗蒸しがあるのちょっと面白い!

スーパーマーケットを覗いてみると、美味しそうなものの他にも、著作権的に怪しい商品も売ってました。下のレゴっぽいやつは一瞬アイアンマンかと思いましたが、所属がAvengersじゃなくて、Aheroesなので完全に別物ですね!

初日の夜は北京東大校友会の方が歓迎会を用意してくれて、北京名物の羊の火鍋を食べました。自分で出汁を選んだmy火鍋を手元で調理することができ、具材は回転する机から取る仕様でした。システムも面白かったし、本当に美味しかったです!ただ、中国ではお冷を飲む習慣がなくて、火鍋を食べるときも白湯を飲みます。そのため、暑くて辛くて汗が止まらなかったです笑

2日目(3/5)

2日目から企業訪問が始まりました。朝ごはんは、、、、起きられなかったのでなしです。

午前は中国でCV関連のテック大手である商湯科技(センスタイム)を訪問しました。国産LLMの開発や、地理画像データベースの話が個人的には印象に残りました。また、センスタイムで働く日本人社員の方のキャリアのお話も大変勉強になりました!

センスタイムは、テック分野での産学連携が進んでいることで有名な中関村にありました。お昼はセンスタイムの社員におすすめしてもらったフードコートで食べました!どれも美味しそうで、男4人で色々シェアしながら3軒はしごしました。

↑1軒目の吉祥混沌。中国だとかなり有名なワンタンチェーン店のようです。パクチーとワンタンの相性が◎

↑2軒目で牛肉まぜそばを食べました。ピーナッツが良かった。

↑最後は曽三仙米线というビーフンのお店で酸菜ビーフンを食べました。酸菜とトマトのコクが自分は好きでした。

↑あと追加でエッグタルトをデザートに食べました。トロッとした食感とほんのりとした甘さが本当に最高でした。これをきっかけに、中国研修ではエッグタルトを見かけたら絶対に食べるようになりました。

午後は韓国の最大手製鉄会社であるPOSCOを訪問しました。製鉄業界のトレンドや環境問題対策の話はかなり新鮮でした。製鉄業において中国との関係は必須であることも再認識しました。下の写真はPOSCOのマスコットキャラクター?です。

夕方少し時間があったので、POSCOの方におすすめされた798芸術区を観光しました。798芸術区は工場の跡地を再開発して作られた現代アート地区です。個人的には赤レンガ倉庫と似た匂いを感じました。下の写真とか特に!

せっかくなのでロボット芸術展を見てみました。独特の世界観が結構強烈でした。個人的に好きだった作品を2つほど。

↑貧乏ゆすりする人たちをロボットで表していました。この足たちがドンッドンッとリズミカルに音を出す様子には少しツボりました。

↑ハンターハンター感がすごい、、、ラスボスの風格です。

夜は東大校友会の方々の会食に参加させてもらいました。美味しいものばかりで幸せでした。中国に駐在していると太るという駐在員の方々の話も納得がいきます。本場の北京ダックもジューシーで美味しかったです。

また、人生で初めて白酒を飲みました。白酒の飲み方もレクチャーしてもらいました。舌に乗せると舌が焼けるから、一気に喉に入れるそうです。飲んだ瞬間から体がポカポカする感覚は結構クセになりそうでした。駐在員の方が持ってきてくれた高級な白酒で白酒デビューできたのも最高でした。

↑中国では、北京ダックは匹単位で注文してその場で捌いてもらうのです!

↑会食後にそのまま北京大学に交換留学している同級生たちと2次会をしました。中国での大学生活の話面白かった!ごちそうさまでした!

①のおわりに

まだ2日しか経っていないのに結構な分量になっちゃいました、、、なんとか今月中に中国研修の話を書き切りたいです。

あと、ご飯の写真をブログのために漁っていたら猛烈にお腹が空きました。

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