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大学を卒業しました

東京大学工学部電気電子工学科を卒業しました。
せっかくなので、大学を振り返ってみようと思います。思いつきで書いてるので、少し長くなります。なんとなく時系列順には書いていますが、多少前後しています。

入試

カメラフォルダ見返したらこんな写真が残ってました。当時はコロナ禍直後だったので、ダンボールパネルで入試会場が区切られていました。解答用紙を広げづらかった記憶があります。

数学0完5半、英語・国語は感触良好で內心五分五分でしたが受かっていました。直前に理1出すか理2出すか悩んだのですが、理1だったら採点基準の違いで落ちてても不思議じゃなかったです。受かったときはめちゃくちゃ嬉しかったです。自分は環境に恵まれたおかげで合格できたと思っています。ちゃんとついていけば自ずと東大が見えてくる環境に身をおかせてくれた両親には頭が上がりません。(これは大学に入ってから特に痛感しました。)

素敵な同クラ

本当に素敵なクラスに恵まれました(理23中国語)。

クラスでは尊敬できる友達にたくさん出会えました。入学式で席が隣だっためちゃくちゃ努力するやつとか、あと、進振りの点数を気にしすぎずにサークルも楽しみながら好きな物理を楽しく勉強するやつとか。明確にやりたいことが決まっていて、そのための努力を惜しまない人もたくさんいました。そんな友人らと教室に集まってみんなでオンライン授業を受けれたのは本当に楽しかったです。

ALESSという激ヤバ授業があるらしい

ALESSという英語で論文を書く重たい授業があることは入学前から噂で聞いていました。が、実際に振り返ってみると、結構楽しかった気がします。IMRAD形式の授業から始まり、セメスターが終わる頃には1本、英語論文ができているという内容の授業で、確かに負担は重かったものの、今でも論文を書くときに役立っている気がします。ただ、見返すには恥ずかしすぎる内容で、「利き手と英語の点数に相関はあるか(左利きが英語できそうという仮説)→有意差は見つからず」というとんでもないゴミ論文でした。でも、研究サイクルや英語論文に慣れさせるというのがALESSの目的な気がするので、その目的は達成できた気がします笑

英語でのメールの書き方や引用についてちゃんと学ぶのもこの授業が初めてだった気がします。T教授が最後の授業で言ってた「研究や論文に優劣はない。全員が各々頑張っていた過程が大事で、全員が金メダルだ」という話にはオンライン授業だったのにも関わらず、結構感動した記憶があります(その先生が数人に可をつけていたのはまた別の話)。大学の教員は研究のプロであるため、冷酷な人が多く、駒場の授業に熱意をもって臨む人は少ないと思っていましたが、T教授の授業を通じてそのイメージが大分変わりました。機会があれば、是非T教授と直接お会いして話してみたいです。

直前に追い込むスタイルの確立

自身は理2だったので、化学系・物理系・生物系の実験がありました。実験レポートはどうやら忙しいらしいと聞いてはいましたが、ちゃんと大変でした。メソッドを毎週ノートにまとめて、次回の実験までに結果の整理、考察をするのにちゃんと時間が取られました(生物実験は割と楽だった記憶)。ただ、考察の量が成績と直結することを知ってから、考察を練りだす日々が続き、少ないデータから永遠に考察するスキルを身につけました。ただ、オンライン授業が多い中で、実験で同クラと顔を合わせられたのは毎週励みになっていました。また、結局は危機感こそが最大のモチベーションになることに気づき、締め切り前日の考察を夜通し書くのが習慣になってしまいました。生活習慣が悪くなり出したのは、この頃からだったかもしれないです。

あと、物理実験でローパスフィルタを組んでオシロスコープで測定する実験があり、授業中は手順書通りに実験を進めたものの、本当に何をしているのか分からなかった記憶があります。電気系に進学することだけは絶対にないだろうとこの時点では思っていました。

プログラミングとの出会い

大学1年で無事に単位は大体取り切ることができたので、大学の2Sは割と余裕がありました。そこで、同クラに誘われて松尾研が開講しているGCI(GCIについてはこちらで少し書いています)を受講し、これが自身の中で大きな転機となりました。Pythonっていう響きは聞いたことがある、というレベルから始まって、最終的には初歩的な機械学習を自身で組めるようになりました。データサイエンス自体には若干の胡散臭さを感じてしまい、あまりハマらなかったものの、プログラミングやものづくりの面白さに気づくきっかけになりました。また、このときまだ生成AIが流行していなかったおかげで、新しいライブラリを使おうと思った時や、授業で紹介されていない可視化をするためにMatplotlibの公式ドキュメントをみたり、大量のエラーが出たときに、慌てずに泥臭くデバッグする能力を鍛えることができました。初めてプログラミングするときから生成AIが普遍的なものになっていて、エラーは全部とりあえずchatGPTに突っ込んで、となっていたら、表層的な理解だけで満足してしまった気がします。

GCIで優秀修了生として表彰してもらえたのが自分の中で大きな意味を持ちました。自身はそれまで特に賞をもらったことはなく、周囲の人が凄そうな賞を取るのを羨望の眼差しで見てきていました。ほぼ未経験の状態から自分の納得のいく最終課題を形にできた、というだけで大分自己肯定感があっていたところに、優秀修了生という形で人から評価され、当時の自身にとっては言葉で表せないほど自信がつきました。特に世の中のソフトウエアの中身を知った気になり、時間さえかければ、なんでも自身で作れるのではという無敵感を強く抱きました。大学の課外プログラムに参加するようになったり、インターン等にも取り組み始めたりと確実に自身がコンフォートゾーンを飛び出す勇気をくれたきっかけではありますが、同時に反省している部分もあります。

努力の回収サイクル

GCIがきっかけで、ハッカソンやAIビジコンの類に積極的に参加するようになりました。また、もっと現場レベルのWeb開発が学びたくなりスタートアップでのエンジニアインターンを始めました。この類の課外活動は視野を広げるので、適切なキャパを割く分にはいいことだと思います。ただ、課外活動はあくまで正規の授業に追加して取り組む内容であり、本業である勉強や研究を疎かにしてまでやることでは絶対にないと思います。しかも、課外活動をしていると周りから〇〇もしてて偉い、のような賞賛を容易に受けることができ、簡単に調子に乗れてしまいます。ハッカソンでの受賞なんてまさにそうでした。それって、自身の場合は本業から逃げているだけだった気がしました。大学内で純粋に成績や研究で勝負できる自信がないために、評価されやすい方向に逃げているだけでした。ただ勘違いしないで欲しいのは、決して課外活動に真面目に取り組んでいる人を非難しているわけではないです。例えば、学生起業したいという目標があって、そのためにインターンやハッカソンを大学生活の中心にしている人は立派だと思います。ただ、自身の場合は課外活動をした先にゴールがあった訳ではなく、他の人とは違うことをしている安心感や若干の優越感を感じるためにしていたような気がしました。小さい頃から研究者に憧れがあり、ゆくゆくは研究に本気で取り組みたいという思いがずっとあったのにも関わらず、課外活動をすること自体が目的になってしまっていました。

それに課外活動は努力をしてから結果として回収できるまでのサイクルが早いと思います。ハッカソンであればその期間だけモチベーションを維持すれば良いですし、それで何か受賞できた暁には歪んだ自己肯定感や自分は優秀だという幻想を抱いてしまう気がします。特にプログラミングはかけた時間に比例しない謎の無敵感を感じられる気がします。一方、大学で基礎科目や興味分野を好奇心に従ってコツコツ勉強したところで、成績として報われるとは限らず、評価されづらい気がします。そして、実際に研究で活きてくるまでのサイクルも長い気がします。課外活動に力を入れて、授業は点数が取りやすくて楽なものを選ぶという方針は、自身の目標からすると全く本質的ではないのは分かっていたはずです。実績欲しさに少し生き急いでしまいました。

特に、進振りの点数を上げるために、点の取りやすい授業を選んでしまったのは少し後悔しています。一般論として、ゴリゴリの理系科目よりもレポート科目や外国語科目の授業の方が、時間さえかければ安定して優を取れると思います。それで自身は第3外国語の授業に逃げてしまいました。ここでもっと微分方程式の授業とか、振動波動論とかを勉強したかったです。まあ、後からだと何でも言えますし、当時は進振り点に必死になってしまっていたから仕方ない部分もあるとは思いますが。

繰り返しにはなりますが、自身は決して大学の授業よりも課外活動にキャパを割く人を非難している訳ではないです。理系の研究(当時はなんとなく数式とか化学記号を使った研究をしたいくらいの解像度でした笑)をゆくゆくはしてみたい、というモチベーションで大学を目指していたのに、GCIの受賞をきっかけに、努力の回収サイクルが早い方向に逃げてしまったことを少し反省しているということです。

オシロスコープいじれないけど電電に


進振りは本当に色々と悩みました。ただ最後は、プログラミングが楽しかった(+なんとなくプログラミングが出来れば食いっぱぐれなさそう)ので、漠然とそっち方面に進みたい、という軸で決めました。

幼少期からでんじろう先生が好きで、数式とか薬品をいじってる研究者像に憧れがありました。その一方で、周りの東大生と比べたときに数学が不得意な自覚があり、理系学科の中でもあまり数学を使わな学科を選んだ方が幸せになるのでは、という考えも少しありました。最終的には、後期課程で基礎からやる機会があるから大丈夫だと考え、点数がちょうどあった電電に落ち着きました。そのような背景もあり、電電の数学基礎演習は絶対にしっかりやろうと自分の中で決めていました。本当に情けないプチ自慢ではありますが、駒場時代から数学でちゃんと優を取れたことはなかったので、数学基礎演習で優を取れたのが本当に嬉しかったです。振り返ってみると、めちゃくちゃ充実した学科生活を過ごせたようで、あのとき電電を選んだ自分に感謝しています。

EEIC(電電)3年生の話はEEIC紹介記事に結構書いたので、飛ばします。

AISTでのインターン

B3の夏休みにGCI優秀修了生のシリコンバレー研修参加しました。そこでスタンフォードやUCバークレーで博士課程をしている先輩にお会いし、博士課程に興味がありますと話していたところ、「研究は合う合わないがあるし、実際にやってみないと分からない。モチベーションがあるなら卒論配属される前にやってみれば」とM先生や研修に参加していた先輩方にアドバイスをもらいました。ちょうど産総研(AIST)でインターンしていた友人がいたので、そこのS先生を紹介してもらいB4の春休みから4ヶ月くらい人工知能研究センターで研究インターンをしていました。

インターンでS先生に出会えたことをきっかけに、自身が研究や博士課程にさらに興味を持つことになりました。S先生には生意気なことをたくさん言ってご迷惑をおかけしました。自身のスキルセットで短期間で形になるテーマを与えていただいてありがとうございました。また、人生で初めて学会で発表する機会もいただいたことにも感謝しています。

インターンを通じて、CV分野の知識や、研究するということが何かを学べました。しかしそれ以上に、「要領よく色々こなすのではなく、本当にインパクトのある研究をしたいなら、1つに絞ってとにかく時間をかけた方がいい」というS先生のアドバイスが、現在の研究生活にも活きています。インターンなどで得られるものはありつつ、本業に時間をかけることの重要性を痛感しました。初めての研究をS先生に指導していただけたの本当に良かったです。最終的にはCVとは異なる分野に進むこととなりましたが、また学会などでS先生にお会いしたいです。

充実しすぎた卒論生活

卒論配属では東京大学の染谷・山岸・横田研究室に配属され、有機デバイスの研究をしていました。素敵な雰囲気の研究室で先生方からの指導も手厚く、充実した卒論ライフを過ごすことができました。先輩方にも装置の使い方を指導していただいたり、自身の研究に関するアドバイスをしていただいたりと、大変お世話になりました。様々なバックグラウンドを持つ博士やポスドクの先輩が多く在籍していて、博士課程にも憧れるようになりました。同期も間違いなく最高のメンバーでした。2回学会に参加する機会もいただき、モチベーションを維持しながら卒業論文を書き上げることができました。研究生活1年目をこの素敵な研究室で過ごせたのは本当に運が良かった思います。

自分の卒論発表グループからは他の研究室の2人が表彰されていました。その2人の発表はクオリティが高く、質問対応も完璧だったので、受賞されるのは納得でした。研究は人と比べるものではないと思いますが、もし勝ち負けが存在するなら完全に負けていた気がして素直に悔しかったです。同じ研究室で研究を続けられる幸せな状況ですので、修士では表彰されることを目標に研究を頑張ろうと思います。修士課程以降もよろしくお願いいたします。

謙虚に地道な努力ができる人間になりたい

自身はサッカー日本代表元キャプテンの長谷部誠選手の真面目で謙虚な人間性が好きです。彼の著書「心を整える」を読んでいると、誠実な人間性がどこまでも窺えて、尊敬できます。長谷部選手ほどの自己管理能力は自身にはありません。自身は寝坊もしますし、部屋も汚いですし、周りに流されることも少なくないです。ただ、「謙虚で地道な努力を怠らない人間になる」という1点においては長谷部選手を本気で目指したいと考えています。

「心を整える」には以下の一節があります。

努力や我慢は秘密にするべきだ。なぜなら、周囲からの尊敬や同情は自分の心のなかに甘えを呼び込んでしまうから。(中略)「そんなに努力していて、すごいですね」と褒められると、これもまた言い訳の「種」ができてしまう。試合に向けてどんな準備をしてきたかは自分自身だけが分かっていればいい。周囲からの尊敬や同情は、気がつかないうちに自分のなかに甘えを作ってしまう。甘えができたら、楽な方に流されてしまう恐れがある。

自分はこれまで大変恵まれた環境で育ってきたと思っています。私立の中高一貫校に入学し、塾にも中1から通わせてもらい、ちゃんとカリキュラムをこなせば、自然と東大合格レベルまで学力を上げてくれる環境でした。大学に入ってみると、自分のような境遇の人ばかりではなく、地方の高校からえげつない努力をして入ってきた人や、海外から自分の人生を賭けてやってきている国費留学生とも出会いました。そのような人を見ていると、自身も実績を並べてる暇があったら、もっと謙虚に努力しないといけないな、負けていられないなと思います。自身の努力量はまだまだ足りないな、甘えてるな、と痛感します。

一方で、実力不相応に口先だけがよく回る人間も大学にいました。要領がよく、アピールが上手く、就活でも嘘を並べ、楽できるところは楽をするというタイプの人間もたまにいます。もちろんそのような人は、人付き合いで努力している部分もあるだろうし、社交性は自分の数倍あると思います。ただ、自身は今後損をしようとも、そのような人には絶対になりたくないです。

研究室の先輩を見ていても、まだまだ努力量が足りないと思う瞬間はたくさんあります。結果が出なかったときに環境に文句を言ったり、人のせいにするのではなく、何が足りなかったか謙虚に反省し、悔しさをバネに時間をかけられるようになれるよう精進します。

2つのアイデンティティにもつこと

高校生のときはそこまでは意識することがなかったものの、大学に入ってから強く意識するようになりました。自身は2つの国のどちらも大好きですし、2つのアイデンティティを持っていることを誇りに思います。そのため、どちらかに対しての攻撃的な発言を聞くと、どうしても自身が責められるているように感じてしまうときもあります。YouTubeのコメントを見て嫌な気持ちになり、そっと閉じることも最近は少なくないです。この気持ちと今後どう付き合っていけばいいのか、正解がまだよく分かりません。

藤井総長の祝辞でもありましたが、匿名性の高いSNS空間では攻撃的かつ短絡的な言葉が日常的に飛び交ってしまっています。SNSが幼少期から当たり前の世代がこのまま権力を持つ世代になれば関係悪化に拍車がかかるのではないかと不安です。今の自身には何の影響力もありませんが、いつか関係改善に貢献したいと思います。

運動はずっと続けたい

唐突ですが、運動の習慣を持つのは本当に大事だと思います。大学に入ってからは、意識して運動をしないと絶対に運動不足になりますし、運動をするとスッキリして精神衛生もよくなる気がします。自身は特にサッカーが好きで、今も御殿下で週1回くらいはサッカーしています。また、今でも年に2回ある高校同期と行くサッカー旅行は心から楽しめる時間です。あと、去年学科の友人とフルマラソンを走ったのも良い思い出です。今後忙しくなってきても運動はずっと続けたいです。(研究よりもサッカーを優先してしまうのを正当化したいだけかもしれないです)

支えてくれた人への感謝

自分はBig bang theoryというドラマに高校生のとき熱中し、研究生活への憧れを抱きました。最終話でSheldon博士がノーベル賞を受賞しますが、授賞式スピーチ中に、こんな一節があります。

I was under a misapprehension that my accomplishments were mine alone. Nothing could be further from the truth. I have been encouraged, sustained, inspired, and tolerated not only by my wife, but by the greatest group of friends anyone ever had.

ただ学士を取っただけの自身がこんなことを言うのは図々しいですが、本当に家族をはじめとした多くの人に支えられてきたおかげで今があることを実感しています。特に上手く行っていないときや、思い詰めているときに支えてくれた周囲の人々には感謝しても仕切れません。今後の人生で自身がどんな功績をあげようとも、周囲への感謝を忘れないような誠実な人でありたいです。

最後に

後輩におすすめの大学内プログラムを聞かれたら、自身はGLPを挙げます。(今年でもうプログラム自体が終了してしまいましたが)。GLPを通じて、多方面で目標に向かって努力している尊敬できる友人と出会うことが出来ました。もしGLPに参加していなかったら、分野の身内でしか通用しない尖った価値観を持ったまま卒業してしまっていたかと思います。

とある日の飲み会で、人文系の研究をしているNさんに「文系研究者のこと意味ないと思ってそう」と言われたことがありました。そのときは「そんな訳ないじゃん」と答えて理由をいくつか並べたものの、帰宅後に1人で振り返ってみると、自身のやりたいことを正当化するために無自覚に分野間に優劣をつけていて、それを見抜かれていたのだと、反省しました。T先生も言っていたように、分野間に優劣はなく頑張っている人は等しく偉いはずなのに、比較的流行りの学問を勉強している自分は偉いとでも錯覚し、自分の目指す方向性は間違っていないという安心感を得るために人の分野を無意識に見下してしまっていました。人の優劣を自身の価値観ベクトルに射影をとって測ってしまっていた気がします。今思い返すとこの時期が一番尖っていました。そんな時期にGLPに身を置けてよかったです。

また、GLPを通じて授業後や講義後に質問することへの抵抗がなくなりました。GLPの100人弱がいた講義で、ほぼ毎回臆せずに質問をする法学部の女性がいました。その方(おそらく帰国子女ではない?)の難しい英語表現を使うわけでもなく、意図することを伝えようと頑張っている姿が格好良く見え、同時に勇気をもらいました。それをきっかけに、自身も拙い英語で質問することの恥ずかしさを捨て、積極的に質問をするようになりました。何かしら質問を準備しようと意識して発表を聞くと、自ずと発表に集中ができて良いと思います。これは今でも意識していて、研究室のmtgや学会でも理解を深めるために、もし質問するチャンスがある場合なるべくするようにしています。

帰国子女の多い中で修了できただけでも自身としては満足でしたが、光栄なことに修了式で答辞をする機会もいただけました。自身の考えていることが伝わるよう、自分なりにスピーチ準備に時間をかけたので、友人に内容を褒められたときは本当に嬉しかったです。べらぼうに長く、まとまりのないブログ記事となってしまいましたが、自身のスピーチ原稿を供養して終わりとさせて下さい。

Good afternoon. I’m Takuo Tachibana from the Faculty of Engineering. I’m conducting research on organic devices in the Someya Group.

As I stand here today at the GEfIL Completion Ceremony, I find myself reflecting on the many experiences and invaluable lessons this program has offered me.

One of the defining experiences in this program was participating in the Robotics Summer School at RWTH Aachen University last year. This experience not only deepened my academic understanding but also played a pivotal role in shaping my future aspirations. Beyond the summer school itself, I had the opportunity to visit the lab of Dr. T, a University of Tokyo alumnus who leads a research group in bioengineering at the Technical University of Munich. Dr. T welcomed me into his lab, explaining his research and even sharing insights about pursuing a career as a researcher abroad. His kindness and openness provided clarity on what it means to be recognized internationally for one’s expertise. During our conversation, he exemplified how one can maintain integrity and humbleness without pandering or compromising, even in challenging environments. He has earned recognition through his true strength and now leads a top lab abroad, yet he remains humble. His attitude struck me as incredibly admirable. He became a role model for me. Incidentally, he recommended that I consider joining Professor Someya’s lab for my undergraduate research, which led me to where I am today. I also continue my research under his mentorship even as I enter graduate school.

Moreover, the experiences I gained through group work during the regular phases of the program are equally unforgettable. In Phase 1, I was part of the Sustainable Cities and Communities team, where we developed a simulation for water transportation in Tokyo. In Phase 2, as a member of the Global Health team, we created a web application to promote walking to improve public health. Both projects were successful in my view, but more importantly, I’m sure the diversity within our teams played a key role in the success of our projects. Additionally, at a time when my academic life was largely focused on my department I mean academic life, GLP allowed me to connect with peers from varied areas of expertise and career paths, broadening my perspectives and keeping my worldview open. If I hadn’t joined GLP, I probably wouldn’t have met people, those doing research in other fields like medicine or philosophy, those working for the government, or those with a passion for management and business.

So, what is needed to be a ‘global leader’?

Through GLP, I learned that no field of study holds inherent superiority over another and that we should respect anyone who dedicates themselves to their field. Excellence cannot be measured along a single axis; it is multidimensional. The ability to remain humble and to learn from others is, I believe, an essential quality of a global leader.

The greatest strength of GLP lies in the highly motivated and ambitious students it brings together. Engaging with these peers taught me the value of humbleness and the importance of respecting those who dedicate themselves passionately to their fields. It also reinforced the mindset of approaching every interaction with the question, “What can I learn from this person?” rather than imposing one’s own perspectives.

To be a true global leader, one must respect the dedication of individuals across all fields, approach challenges sincerely, and humbly strive for self-improvement. A global leader recognizes and honors others’ efforts while staying committed to their own growth through diligent effort.

As I look to the future, I am eager to pursue a career in research. Starting next year, research will undoubtedly take center stage in my life. I want to become a person who embodies my ideal of a global leader—one defined by humbleness, respect, and dedication.

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